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【2023年】プロ野球 12球団戦力分析【入退留早見表&予想布陣】

 もうすぐプロ野球キャンプが始まりますね!コロナで延期になっていたWBCも6年ぶりに開催され、今年も楽しい一年になりそうです。

 昨年でこのブログも終わりとか書いてましたが、もうちょっとだけ続けます。入団が正式に決まっていない外国人もいる中で少し早いですが、今年も暇つぶしに戦力分析の表を作ったので記事にしました。選手の動きと予想布陣だけの簡易的なものにしたので、分かりづらいデータを沢山載せていた昨年よりは取っつきやすくなっていると思います。私の適当な文章で各チームの優勝へのポイントも概説していますので、ご一読を。

 

※2023/7/19 先発の運用方法を中心に、前半戦のまとめも書きました!

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パ・リーグ

オリックス・バファローズ

◯オフの選手の動き

 

◯2023年予想布陣

◇投手

 

◇野手

※3月24日 育成4位ルーキー・茶野篤政選手が支配下昇格

 

優勝へのポイント

中嶋監督の就任以降快進撃を続けるオリックスは、2年連続のヤクルトとの顔合わせとなった日本シリーズでリベンジを果たし、遂に26年ぶりの日本一を達成した。リーグ戦では最終盤の猛チャージで毛の差の1位を守りきり、チームとして格段に成長したようだ。昨オフはチームを支えた主砲・吉田正尚がレッドソックスへ移籍したが、西武からFA宣言していた森友哉にメジャー実績のあるシュウィンデル、ゴンザレスなど野手を中心に積極的に補強し、リーグ三連覇へ向けた体制を整えてきた。スーパーエース山本と宮城が率いる若く分厚い先発ローテ陣に中川、頓宮らも台頭してきた平均以上の援護を計算できる打線があれば、今年も優勝争いができるだろう。そして、その優勝の確実性を上げるには、救援陣の力が不可欠。ここ2年も高齢の平野や比嘉に依存していたが、幸いにも昨年終盤に台頭し、日本一にも大きく貢献した宇田川、山﨑颯、ワゲスパックに阿部、新加入のコットンら次代の"方程式"候補の投手が揃ってきた。先発が降りた後の僅差のイニングを確実に勝利に繋ぐ形を作れば、常勝オリックス時代を強く印象付けるシーズンになる。球団史最高の黄金期へ、バファローズはもう止まらない。

投のキーマン 宇田川優希 選手 打のキーマン 頓宮裕真 選手

 

福岡ソフトバンクホークス

◯オフの選手の動き

 

◯2023年予想布陣

◇投手

 

◇野手

 

優勝へのポイント

昨年は最終戦であと一歩足らずリーグ優勝を逃してしまった。とはいえ、藤本監督に代わって起用が増えた一軍経験の少ない若手が貴重な経験を積み、勝負の終盤に主力のコロナ集団離脱もあったシーズンであったことを考えると十分以上の結果と言っていいだろう。しかし、オリックスに2連覇を許したこととエース・千賀のメジャー移籍が大きく、久しぶりの大補強に踏み切る形となった。ローテ経験が豊富なガンケル、有原に大関、板東、藤井ら働き盛りの投手が枠を争う先発陣に、最後の2回にモイネロ、前ロッテ・オスナが控える投手陣はなかなかに万全に見える。打線には出塁率上位常連の近藤健介が加わり、決定力のある柳田の前に走者を多く貯める得点パターンも可能になった。4年連続日本一の原動力だったデスパイネとグラシアルの穴が課題だが、大怪我からの復帰を期す栗原と上林に、ガルビスら外国人勢、正木、野村勇ら将来の中軸候補が成績を残してくれば、キューバ勢頼りだった工藤監督時代よりも楽に勝つことも可能になる。大きな不安要素は、甲斐拓らチームの核となる主力の長期離脱のみ。体調管理と起用法には十二分に注意し、確実に日本一を取りたい。

投のキーマン 板東湧梧 選手 打のキーマン 栗原陵矢 選手

 

埼玉西武ライオンズ

◯オフの選手の動き

 

◯2023年予想布陣

◇投手

 

◇野手

 

優勝へのポイント

辻監督ラストイヤーの昨季は投手成績の大幅改善と主砲・山川の復活によりAクラスに復帰した。打底シーズンの影響はあるが、エース髙橋光成を中心に先発がイニングを食えており、少ない得点差を安定した救援陣で勝ちに繋げる守りのチームとして一つの必勝パターンをこの6年間で確立できた感がある。長期契約を結んだ鉄壁の二遊間・源田と外崎が健在である今季も、大崩れすることはないだろう。しかし、近年得点力不足に苦しむ中、打撃力の高い正捕手・森友哉がオリックスに移籍し、次世代のレギュラーが育ちきれていない打線は大改編が急務。山川にマークが集中すると必要なところで援護ができなくなるので、マキノン、ペイトンの両新外国人にはある程度ポイントゲッターの働きをしてほしいところ。中軸以降に厚みをつけるためにも外崎や愛斗、現役ドラフト上位の陽川に加え、高木渉や佐藤龍世、ルーキー蛭間ら若手陣の活躍も不可欠になる。平良の先発転向で流動的になっている救援陣の再編も急務だが、ここは豊田投手コーチのもと臨機応変に整備したい。本格的に世代が移り、新たな転換期を迎えるライオンズ。強者の襷を繋ぎ、走攻守で魅せる松井稼頭央監督時代の幕開けをとくとご覧あれ。

投のキーマン 平良海馬 選手 打のキーマン 陽川尚将 選手

 

東北楽天ゴールデンイーグルス

◯オフの選手の動き

 

◯2023年予想布陣

◇投手

 

◇野手

 

優勝へのポイント

石井GMのもとに集った名のある選手を多く抱え、一昨年と同様に優勝を期して臨んだ昨シーズンだったが、4位とまたも空回りに終わってしまった。課題は、長いイニングを計算できなくなりつつある旧エース陣が率いる先発陣だろう。田中、則本、岸の3人がある程度成績を残してくれることは前提だが、防御率上位のエース投手を抱える上位球団と渡り合うには、同格以上の投手がもう1~2枚欲しいところ。5イニングで試合を作れる辛島や早川、瀧中、新加入のバニュエロスとローテを争う荘司、小孫の即戦力ルーキー陣の働きも不可欠になるだろう。彼らに二軍で成績を残した松井友や藤平が追随すれば、抑えに松井裕樹がどっしりと構える安定した救援陣が勝率を確保してくれるはずだ。浅村、島内が盤石で、正中堅手の辰己が成績を上げた打線は悪くないが、僅差の終盤を勝ち切るために中軸以降にも決定力のある選手がほしい。メジャー実績の豊富なフランコが第一候補ではあるが、苦しい時期を作らないためにも阿部、ギッテンスら次点以降の選手層に厚みを持たせることが必須。FA補強に頼りすぎない選手層に拡充できれば、10年ぶりのチャンピオンフラッグを狙う石井体制の集大成のシーズンになるに違いない。今季のイーグルス、必見です!

投のキーマン 藤平尚真 選手 打のキーマン クリス・ギッテンス 選手

 

千葉ロッテマリーンズ

◯オフの選手の動き

 

◯2023年予想布陣

◇投手

 

◇野手

 

優勝へのポイント

マーティン、レアードの両主砲が二人揃って成績を落としたことが大きく響き、いまいち波に乗れなかった井口ロッテの最終年は5位と不本意な結果に終わった。ただ、近い将来の大エース・佐々木朗希に安田、髙部、山口ら若手陣が順調に成績を伸ばしてきたことは何よりの好材料。ベテランの荻野や井上がまだまだ計算できる中、DHに巨人で一定の結果を出したポランコを補強し、チームリーダーの正二塁手・中村奨吾とも長期契約を結んだことから、近い将来のリーグ制覇へ向けて陣容を整えてきたと見る。奪三振力の高い種市が復帰し前巨人のメルセデスや西野も加わる先発陣は強力で、吉井新監督が一つの理想としているであろう登板間隔に余裕を持たせたローテーションも可能になりそうだ。となると、やはり課題は長年の守護神・益田が衰え始め、オスナとゲレーロが抜けてしまった救援陣。昨年キャリアハイを残した東條と小野、ペルドモ、カスティーヨら新外国人に加え、八木、ルーキー左腕の高野ら若手陣の奮起が不可欠。レッドソックスから澤村も復帰し、十分に優勝を狙える戦力が整った。大局を見据え、半世紀来の悲願を成し遂げたい。

投のキーマン 小野郁 選手 打のキーマン 安田尚憲 選手

 

北海道日本ハムファイターズ

◯オフの選手の動き

 

◯2023年予想布陣

◇投手

 

◇野手

 

優勝へのポイント

球史上類を見ないBIGBOSS采配に終始驚かされた昨季だったが、メジャー式の"ノンテンダー"で活躍の場を空けた甲斐はあり、首位打者・松本剛を筆頭に清宮、野村、上川畑、今川ら北広島時代を担う野手陣が成績を残し、最下位でも希望があるシーズンとなった。主力だった近藤のSB移籍は痛いが、正捕手候補の伏見に主砲候補のアリエル・マルティネス、更に在米日本人内野手・加藤豪将や二刀流の矢澤、正遊撃手候補・奈良間らを補強し、投打ともNPB慣れさせた外国人を残留させたことから新球場元年に懸ける思いは伝わってくる。通年のスタメン経験の少ない野手が多いだけに依然として未知数な部分は多いが、狭くなった新球場でHRと得点を量産したいところ。打撃面の不足分を埋めるには、合理的な投手起用が必須になる。ローテの軸である伊藤を筆頭にメネズや故障癖を抱える杉浦、田中正義ら先発適性のある投手が多いが、選手の実情と性格を見極め綿密に話し合いを重ね、弱点となっている勝ちパターンを完成させたい。僅差の試合を確実にものにすることができていれば、終盤からの猛チャージも十分可能になる。常に常軌を逸する新庄ハムの2年目に乞うご期待あれ。

投のキーマン 石川直也 選手 打のキーマン アリエル・マルティネス 選手

 

セ・リーグ

東京ヤクルトスワローズ

◯オフの選手の動き

 

◯2023年予想布陣

◇投手

 

◇野手

 

優勝へのポイント

弱冠22歳にして遂に"世界の王"の55HRを抜いた新時代の三冠王・村上宗隆を擁する圧倒的な攻撃力と、首脳陣の巧みな投手整備で2年連続のリーグ優勝を果たした高津ヤクルト。投手の登録抹消を厳密に管理し、中6日より間隔を空けて先発させる方式で2年連続で成果を挙げており、現代野球の投手起用における一つのフォーマットを確立したと言えるだろう。ただ、この形で先発が早く降板した試合を優位に進められるのは強力な打線と救援陣の力があってのこと。今後長く常勝時代を築き上げるためにも、この部門のクオリティは落とさないようにしなければならない。村上、山田を軸に傑出したレギュラーを多く揃える打線の援護力の心配はしなくていいと思われるが、タフネス守護神・マクガフが抜け、疲労が蓄積している勝ちパターンは見直しが必要になる。ケラや尾仲ら新加入の選手を上手くはめ込み、大崩れだけはしない形を早いうちに見つけたい。WBC優勝捕手・中村悠平のもと僅差の試合を救援陣のリレーで乗り切って早い時期に貯金を溜め込み、野手のプロスペクトにも多くの打席を与えられる余裕を持ちたいところ。"三連覇"の次のステップへ向かうためにも、2年目の山下にピーターズ、即戦力の吉村が加わる先発陣の変身にも注目だ。コロナ禍のイレギュラーなシーズンで広がった采配の幅を存分に活かし、黄金期への道を燕は進む。

投のキーマン 吉村貢司郎 選手 打のキーマン 塩見泰隆 選手

 

横浜DeNAベイスターズ

◯オフの選手の動き

 

◯2023年予想布陣

◇投手

 

◇野手

 

優勝へのポイント

三浦監督2年目のシーズンは18勝した8月の猛追で2位と大健闘し、選手と首脳陣が世代交代してもAクラスに入れる地力のあるチームに変わったことを証明してみせた。成績向上の主要因は、守護神・山﨑康晃が華麗に復活し、伊勢、入江ら若い世代の投手が成績を伸ばした救援陣だろう。新加入のウェンデルケンや森原、三浦銀、石川らにも期待できる今季も武器になるに違いない。大貫の怪我は痛いが、エース今永筆頭に枚数が揃ってきた先発陣には曰く付きのサイ・ヤング賞右腕・バウアーが加わり、短所ではなくなってきた。となれば、高打率の中距離打者を3人も揃えている打線には、もう少し得点力を発揮してほしいところ。指標の割に得点で大きく差を付けられた昨季カープとの比較を見るに、必要なのは走塁能力のあるリードオフマンだろうか。上位打線に耐えうる最低限の打撃は必須だが、桑原、楠本を軸に蝦名、森、林ら若い打者を一二番に抜擢して将来の得点王を育てていきたい。故障がちなオースティンの不在を見越して獲得したアンバギーが加わる中軸以降の安定した得点力があれば、大量援護で救援陣が休める試合も増えていくだろう。フロントが変わって以降、年々ステップアップし続けている自信を胸に、DeNA念願のリーグ制覇を果たしたい。

投のキーマン ロバート・ガゼルマン 選手 打のキーマン 蝦名達夫 選手

 

阪神タイガース

◯オフの選手の動き

 

◯2023年予想布陣

◇投手

 

◇野手

 

優勝へのポイント

4年間の矢野政権は全てAクラスに終わった。投打とも若い世代にシフトできた実り多い期間ではあったが、チームが目指すのは「優勝」。近本、大山、佐藤、中野と攻守の軸を生え抜きで揃えられている幸運を活かすために、周りの打者の補強が急務になる。佐藤のサード専念で大きな弱点となってきた両翼にはノイジーの他、ルーキーの森下にミエセスを補強したが、井上広や原口、新加入の髙濱に、板山らあとがない中堅陣の活躍も不可欠になるだろう。ショートを任される小幡と木浪、糸原や球場とリーグが変わった渡邉諒も含め、攻守のバランスが取れた布陣を整えたい。控え野手陣が成績を伸ばせば、新加入のB. ケラーや西純矢、才木の伸び盛りの若手陣、再転向する岩貞や大竹らも計算できる分厚い先発陣が、リード展開を作ってくれるはず。昨季タイトルを獲った湯浅を中心に、現代野球に合う後ろの継投を確立できれば、優勝争いに入ることは難しくないはずだ。但し確実に優勝するためには、シーズンを乗り切る体力と強者のメンタルを植え付けることが肝要。誰よりも阪神を愛する岡田監督の老獪な手腕に注目。18年ぶりの"アレ"の先へ・・・今こそトラ黄金期の開幕や!

投のキーマン 島本浩也 選手 打のキーマン 佐藤輝明 選手

 

読売ジャイアンツ

◯オフの選手の動き

 

◯2023年予想布陣

◇投手

※3月9日 横川凱選手、堀岡隼人選手が支配下昇格

 

◇野手

※3月27日 梶谷隆幸選手が支配下昇格

 

優勝へのポイント

昨季はヤクルトに走られた中盤以降貯金を重ねることができず、遂に16年の原政権2度目のBクラス、初の2年連続借金に終わった。野手陣の高齢化も課題だが、まずは年々内容が悪化している投手陣の再建が急務。新エース戸郷と菅野の二本柱に抑え・大勢を軸として、将来に繋がる形を作り上げたい。生え抜きでは山﨑伊織、赤星、堀田らの他、井上や2年連続で育成落ちした横川もローテの枠を狙ってくると思われるので、場慣れ重視で様々な投手を試してほしい。大勢の前を務めるセットアッパーとしてはロペスを獲得したが、枚数にやや不安があるため、場合によっては先発候補として獲得した3人の新外国人を配置転換するなどの大胆な采配も重要になりそうだ。若手投手を多く試す形を作るには、野手陣の持続的な働きが不可欠。丸、岡本の中軸に吉川、大城、中田がフルシーズン稼働できれば、それなりの得点力は発揮できるはずなので、それを補佐するポジションで若手の芽を育てたい。正遊撃手・坂本の休養日にルーキーの門脇や中山ら、空いているセンターでオコエ、増田陸ら若手陣が結果を出す試合が増えれば、短期決戦でも根負けしないチームが出来上がるはず。他球団を経験した大ベテランを迎え、新たな時代へ変革の年を迎えるジャイアンツから今年は目が離せない。

投のキーマン ヨアンデル・メンデス 選手 打のキーマン 中田翔 選手

 

広島東洋カープ

◯オフの選手の動き

 

◯2023年予想布陣

◇投手

 

◇野手

 

優勝へのポイント

佐々岡監督時代はいまひとつ調子の波を持続できず、3年連続の一桁借金に終わったカープ。仕切り直しを図る新井新監督の最初の仕事は、守護神・栗林の前の回を担う投手の選定になるだろう。昨年は森浦、矢崎らが務めたが、即戦力ルーキー陣も含めその時の実力重視でできるだけリードを維持できるブルペン整備が肝要。リーグでは唯一、遠藤、玉村らローテ経験を積んだ若い世代を揃える厚い先発陣を最大限に活かすためにも、配置転換など多角的な想定をしてほしい。一方、大瀬良ら疲れの見える主力ローテをサポートするためにも、野手陣の底上げが不可欠。昨年はトータルでは悪くなかったものの、野間、上本、堂林ら中堅陣が成績を落とせば一気に悪化する状況にあるため、主力陣も含めて打力向上が求められる。打線の核の西川、マクブルーム、坂倉に通年で力を発揮してくれるポジションを与えつつ、若手の奮闘に期待。正二塁手の菊池にカープを選んでくれた秋山、新加入のデビッドソンと競争相手は手強いが、中村健、羽月らもブレイクへのステップを着実に踏む年とし、小園に追随したいところ。優勝経験の豊富なベテラン陣に若手の打席数が近づけば、39年ぶりの日本一も射程圏に入るはず。先入観に囚われず、貪欲に勝利を狙う新生新井カープの船出に要注目だ。

投のキーマン 矢崎拓也 選手 打のキーマン 坂倉将吾 選手

 

中日ドラゴンズ

◯オフの選手の動き

 

◯2023年予想布陣

◇投手

※3月29日 WBC帰りのジャリエル・ロドリゲス投手と音信不通に・・・亡命か?

 

◇野手

 

優勝へのポイント

初年度のシーズンを最下位で終えた立浪政権。昨オフは直近5年の二遊間を最も支えた京田・阿部という主戦力の二人をトレードで放出し、全NPBファンを震撼させた。準レギュラーのアリエルと三ツ俣も放出しており、低迷期が続くチームの建て直しのため"血の入れ替え"の色が濃いオフとなった。半ば強引に空けた二遊間には昨年台頭を見せた龍空や村松、田中幹、福永らルーキー陣が入る見込みだが、現役の経験者のサポートなしでは長いシーズンは乗り切れないので、高橋周平や溝脇ら瀬戸際の中堅陣の踏ん張りにも是非期待したいところ。岡林が台頭したものの未だ大島、ビシエド頼りの打線は、身体に問題がなければ計算できるアルモンテに主砲候補のアキーノら外国人を補強し、流石に阿部放出のマイナスを埋めてきた。最低限の得点力は確保できたと思われるので、若手が結果に臆することなくプロの環境に順応できる雰囲気を作り上げたい。2002年世代筆頭の髙橋宏斗がブレイクし、百戦錬磨のベテラン・涌井が加わった先発陣は安定しているが、大野も含めた主力ローテのパフォーマンス低下も見越して次世代の若手投手が台頭してほしいところ。清水達也とライデル・マルティネスが確実に締める終盤までに優勢展開を作れる先発と打線を整備できれば、優勝も狙える"闘う集団"へと生まれ変われるだろう。黄金期の再来へ変わり続ける今季のドラゴンズを刮目して見よ。

投のキーマン 柳裕也 選手 打のキーマン アリスティデス・アキーノ 選手

 

あとがき

 以上になります。松井稼頭央氏、吉井理人氏、岡田彰布氏、新井貴浩氏が新たに監督に就任し、各チームとも個性と見どころがあって今季も面白そうです。日ハムの新球場も見応えありそうですね。

 追加で外国人の補強等があれば、適宜修正します。ただ、大きくは変えません(※2023/4/6 結構、変えました)。コンバートが決まっている選手のポジションや故障の影響など適当なところもあるかもしれませんが、その辺も分からないのでそのままにしておきます。12球団分の予想布陣を考えるのは初めは楽しいですが、正解がなく段々きつくなってくるのでおすすめしません。予想布陣も講評も私の主観が多分に入っていますが、開幕までの順位予想などの暇つぶしになると有難いです。

 3月から開幕するWBCは今年移籍する吉田正尚選手を含めメジャーリーガー5人と豪華なメンバーになりましたね。特に日本で在籍期間が重ならなかったダルビッシュ選手と大谷選手が同じ大会に出ることはないと思っていたので、非常に楽しみです。栗山ジャパンにはヌートバー選手が入るなど、他のチームを見ても国際大会として転換期に入ってきた重要な大会なので、是非大いに盛り上がってほしいです。

 最近「進撃の巨人」をアニメで見ていますが、やはり面白いですね。実写ドラマなどもそうですが、一週間ごとに見るよりも連続で見た方が面白さが違う気がします。寒い時期が続くので、野球がない季節に外に出ずにゆっくり暇を潰せるものがあるのは助かりますね。

 また時間があったら新しい記事を上げるかもしれません。それではまた。

 

参考サイト

NPB.jp 日本野球機構

- nf3 - Baseball Data House Phase1.0 2022年度版

Baseball-Reference.com

高校野球.online / 戦力外通告・FA宣言・現役引退・新外国人・トレード移籍

【NPB】負傷者リスト (IL/DL・プロ野球怪我人情報)