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2024年!プロ野球12球団戦力分析【入退留早見表&予想布陣】

今日からプロ野球キャンプですね!ブログへのモチベーションもほぼ無くなっていたのですが、今年も戦力分析の記事ができてしまいました。HTML版になり、今までより見やすく仕上がったので、開幕前の暇つぶしにどうぞご一読を。

 

※P.S. 今年も前半戦振り返り記事書きました

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パ・リーグ

オリックス・バファローズ

 

【2023⇒2024】オリックス・バファローズ 主な選手の動き

橙: 残留or出戻り 赤: 国内移籍 黄: 国外移籍 青: ドラフト指名選手含む国内マイナー組織との選手異動 緑: 育成契約orNPB傘下所属

STAY IN OUT
守備 選手 年齢 概要 守備 選手 年齢 前所属 守備 選手 年齢 所属先
小野 泰己 30   L. カスティーヨ 29 ロッテ 山本 由伸 26 LAD
若月 健矢 29 2年契約 (~'25) A. マチャド 31 WSH 山﨑 福也 32 日本ハム
M. ゴンザレス 35 単年契約 ('24) A. エスピノーザ 26 SD (AAA) 近藤 大亮 33 巨人
L. セデーニョ 26 単年契約 ('24) 鈴木 博志 27 中日 J. ワゲスパック 31 TB (マイナー)
大城 滉二 31   吉田 輝星 23 日本ハム 黒木 優太 30 日本ハム
安達 了一 36 コーチ兼務 河内 康介 19 聖カタリナ学園高 竹安 大知 30 現役引退
小田 裕也 35   東松 快征 19 享栄高 吉田 凌 27 ロッテ育成
平野 大和 23 再契約 高島 泰都 25 王子 漆原 大晟 28 阪神
  古田島 成龍 25 日本通運 J. コットン 32  
  権田 琉成 24 TDK J. ニックス 28  
  井口 和朋 30 日本ハム 日髙 暖己 20 広島
  堀 柊那 19 報徳学園高 中川 颯 26 DeNA
  横山 聖哉 19 上田西高 西濱 勇星 22 くふうハヤテ静岡
  香月 一也 28 巨人 中川 拓真 22 火の国サラマンダーズ
  西川 龍馬 30 広島 内外 石岡 諒太 32 現役引退
  C. トーマス 30 OAK (AAA) F. シュウィンデル 32  
  外内 木下 元秀 23 広島 園部 佳太 25 オイシックス新潟BC
    渡邉 大樹 27 現役引退
    佐野 如一 26 現役引退
     

 

2024年 オリックス・バファローズ 投手予想布陣

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

先発 先発・中継ぎ 中継ぎ・抑え
役割 選手 年齢 役割 選手 年齢 役割 選手 年齢
先発 宮城 大弥 23 先中 齋藤 響介 20 中継 A. マチャド 31
先発 田嶋 大樹 28 先中 鈴木 博志 27 中継 比嘉 幹貴 41
先発 東 晃平 24 先中 村西 良太 27 中継 山田 修義 33
先発 山下 舜平大 22 先中 吉田 輝星 23 先中 小木田 敦也 26
先中 山岡 泰輔 29 先中 椋木 蓮 24 中継 阿部 翔太 32
先中 L. カスティーヨ 29 中継 才木 海翔 24 中抑 宇田川 優希 26
先中 曽谷 龍平 23 中継 権田 琉成 24 抑中 山﨑 颯一郎 26
先中 A. エスピノーザ 26 中継 横山 楓 27 抑中 平野 佳寿 40
※3/14 椋木蓮選手、富山凌雅選手が支配下復帰
※3/26 井口和朋選手が支配下昇格

 

2024年 オリックス・バファローズ 野手予想布陣

パターンA: 基本オーダー パターンB: 経験重視 パターンC: 若手重視

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

パターンA パターンB パターンC
打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢
1番 西川 龍馬 30 1番 中川 圭太 28 1番 太田 椋 23
2番 中川 圭太 28 2番 宗 佑磨 28 2番 西川 龍馬 30
3番 森 友哉 29 3番 西川 龍馬 30 3番 紅林 弘太郎 22
4番 頓宮 裕真 28 4番 森 友哉 29 4番 森 友哉 29
5番 紅林 弘太郎 22 5番 杉本 裕太郎 33 5番 頓宮 裕真 28
6番 L. セデーニョ 26 6番 C. トーマス 30 6番 中川 圭太 28
7番 M. ゴンザレス 35 7番 紅林 弘太郎 22 7番 野口 智哉 25
8番 宗 佑磨 28 8番 廣岡 大志 27 8番 若月 健矢 29
9番 若月 健矢 29 9番 福田 周平 32 9番 茶野 篤政 25
控え 左右 小田 裕也 35 控え 二遊 大城 滉二 31 控え 左右 池田 陵真 21
控え 二三 西野 真弘 34 控え 二遊 宜保 翔 24 控え 福永 奨 25
控え 中右 佐野 皓大 28 控え 中左 渡部 遼人 25 控え 右一 来田 涼斗 22

 

 

優勝へのポイント

育成と勝利を両立させる術を習得した中嶋オリックスは、主砲・吉田正尚の放出も何のその、森友哉という的確な補強戦力と伸び盛りの生え抜き戦力を綺麗に融合させ、15ゲーム差以上の完全優勝による3連覇を果たしてみせた。原動力は、言うまでもなく先発陣だ。3年連続沢村賞の大エース・山本由伸と早くからWBC優勝を経験できた次代エース・宮城大弥、高卒3年目の山下舜平大、育成出身の東晃平と若いローテが一軍で成績を伸ばし、12球団随一の先発陣はより一層強化された。山本のメジャー挑戦とローテの一角を務めた山﨑福也の日本ハム移籍で大きく潮目は変わるが、ロッテから加入のカスティーヨやエスピノーザ、田嶋・山岡らローテ経験者に加え、ともに2年目の曽谷・齋藤響介、椋木らTJ復帰組も含め少なくない有望育成枠陣も控える育成の歯車が回っている限りは、今年もAクラスを期待できる。プロスペクトに大きな負担をかけられない中、新加入の鈴木博志や吉田輝星も含め一軍経験者がどのような変化を見せるかにも要注目だ。中川に首位打者・頓宮、紅林が結果を出したものの、やや攻撃力を落とした打撃陣にはカープから上位を任せられる西川龍馬やトーマスを補強し、投手陣のバックアップ体制を整えてきた。まだ若すぎる紅林にセデーニョ、"正捕手"の若月、3年目の野口らがステップアップを見せれば打撃面でリーグトップも狙えるだろう。そして、長丁場シーズンから来る3連覇の余波を最小限に抑えるためには、若いブルペン陣の力が不可欠。当初はウィークポイントとなっていた救援陣も、ここ2年で山﨑颯一郎・宇田川・小木田らが順当に結果を出し、世代交代への準備は整った。昨年は塁を賑わす劇場でも背中を見せた球団のレジェンド・平野佳寿からの"継投"が成功すれば、かつてのブレーブスが見た景色が見えてくる。固定観念を外して選手を見つめ、現代野球の頂点を目指すバファローズの黄金期は、まだ始まったばかりだ。

投のキーマン 田嶋 大樹 選手 打のキーマン 紅林 弘太郎 選手

 

千葉ロッテマリーンズ

 

【2023⇒2024】千葉ロッテマリーンズ 主な選手の動き

橙: 残留or出戻り 赤: 国内移籍 黄: 国外移籍 青: ドラフト指名選手含む国内マイナー組織との選手異動 緑: 育成契約orNPB傘下所属

STAY IN OUT
守備 選手 年齢 概要 守備 選手 年齢 前所属 守備 選手 年齢 所属先
C. C. メルセデス 30 単年契約 ('24) J. コルデロ 33 NYY 佐々木 千隼 30 DeNA
石川 歩 36   J. フェルナンデス 27 TOR/WSH  (AAA) L. ペルドモ 31 WSH (マイナー)
河村 説人 27   J. ダイクストラ 34 サザンメリーランンド (米独立) L. カスティーヨ 29 オリックス
土肥 星也 29 再契約 大谷 輝龍 24 富山GRNサンダーバース 佐藤 奨真 26 ロキテクノ富山
古谷 拓郎 24 再契約 木村 優人 19 霞ヶ浦高 土居 豪人 24  
G. ポランコ 33 単年契約 ('24) 早坂 響 19 幕張総合高 江村 直也 32 現役引退
外内 菅野 剛士 31   吉田 凌 27 オリックス 捕外 谷川 唯人 22 くふうハヤテ静岡
  二保 旭 34 阪神 三木 亮 33 現役引退
  寺地 隆成 19 明徳義塾高 M. ブロッソー 30 KC (マイナー)
  内外 N. ソト 35 DeNA 外内 福田 秀平 35 くふうハヤテ静岡
  上田 希由翔 23 明治大 外内 西川 僚祐 22 くふうハヤテ静岡
  愛斗 27 西武  
     

 

2024年 千葉ロッテマリーンズ 投手予想布陣

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

先発 先発・中継ぎ 中継ぎ・抑え
役割 選手 年齢 役割 選手 年齢 役割 選手 年齢
先発 小島 和哉 28 先中 二木 康太 29 中抑 J. コルデロ 33
先発 佐々木 朗希 23 先中 J. フェルナンデス 27 中継 横山 陸人 23
先発 種市 篤暉 26 先中 中森 俊介 22 中抑 澤村 拓一 36
先発 西野 勇士 33 先中 菊地 吏玖 24 中継 東妻 勇輔 28
先中 C. C. メルセデス 30 中継 大谷 輝龍 24 中継 澤田 圭佑 30
先中 美馬 学 38 中継 八木 彬 27 中継 坂本 光士郎 30
先中 J. ダイクストラ 34 中継 鈴木 昭汰 26 中抑 西村 天裕 31
先中 森 遼大朗 25 中継 中村 稔弥 28 抑中 益田 直也 35

 

2024年 千葉ロッテマリーンズ 野手予想布陣

パターンA: 基本オーダー パターンB: 経験重視 パターンC: 若手重視

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

パターンA パターンB パターンC
打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢
1番 荻野 貴司 39 1番 岡 大海 33 1番 和田 康士朗 25
2番 藤岡 裕大 31 2番 N. ソト 35 2番 藤原 恭大 24
3番 中村 奨吾 32 3番 角中 勝也 37 3番 池田 来翔 25
4番 G. ポランコ 33 4番 G. ポランコ 33 4番 山口 航輝 24
5番 N. ソト 35 5番 安田 尚憲 25 5番 G. ポランコ 33
6番 山口 航輝 24 6番 中村 奨吾 32 6番 安田 尚憲 25
7番 岡 大海 33 7番 井上 晴哉 35 7番 上田 希由翔 23
8番 佐藤 都志也 26 8番 藤岡 裕大 31 8番 松川 虎生 21
9番 茶谷 健太 26 9番 田村 龍弘 30 9番 友杉 篤輝 24
控え 指左 石川 慎吾 31 控え 指左 髙部 瑛斗 27 控え 二中 小川 龍成 26
控え 中右 愛斗 27 控え 二右 平沢 大河 27 控え 一三 大下 誠一郎 27
控え 柿沼 友哉 31 控え 右一 菅野 剛士 31 控え 右左 山本 大斗 22

 

 

優勝へのポイント

各球団の投手コーチを歴任してきた吉井監督をトップに就けて臨んだシーズンは、ソフトバンクの失速もあって微差で2位に返り咲いた。選手の体調を重んじる投手管理能力は一貫しており、12球団で唯一先発の"中7日以上"の登板が50%を上回り、西野や種市のトミー・ジョン明けの投手を主力ローテとして復活させたのが大きい。ベテランの美馬と石川が本格的に下り坂に入り、安定したローテが小島しかいないだけに、今年も的確な登板管理が求められる。外国人としては、暫定ローテのメルセデスが残留し、セットアッパー・ペルドモの後釜としてコルデロを補強した上、フェルナンデス・ダイクストラと投手陣を増強した。しかし、野手でも本塁打王・ポランコに加えてスタメン内定の前DeNA・ソトを獲得しており、枠の都合で起用機会が限られるだけに、生え抜き日本人投手の飛躍に期待がかかる。5年目となる佐々木朗希は、近い将来のメジャー挑戦に向け、先発として怪我せずに一年を全うすることがノルマであり、チームへの貢献になる。貯金とQSが計算できる先発陣の整備ができていれば、益田ら疲労の溜まっている勝ちパターンの負担も軽くなるはずだ。新しい体制に移行するため、横山ら次世代の候補がステップアップを見せれば尚良い。そして、勝率を大きく上げるためには打線の力が欠かせない。昨年は若手陣がいまひとつ殻を破れない中、ポランコの加入に加え、藤岡や岡大海ら中堅陣や17年目を迎えた角中が成績を上げたことで得点力を維持したが、継続力はあまり望めない。もう一段階上に行くためには、若い選手の爆発力が不可欠だ。荻野が大ベテランの域に入ってしまい、中村奨吾もパフォーマンスを落とすなど、彼らの背中を見ていられるシーズンは残り少ない。その自覚を持った若手の中から新時代のチームリーダーが誕生すれば、優勝に確実に近づく。眼前にまで近づいた半世紀ぶりの快挙を、今年のマリーンズは必ず成し遂げる。

投のキーマン 種市 篤暉 選手 打のキーマン 安田 尚憲 選手

 

福岡ソフトバンクホークス

 

【2023⇒2024】福岡ソフトバンクホークス 主な選手の動き

橙: 残留or出戻り 赤: 国内移籍 黄: 国外移籍 青: ドラフト指名選手含む国内マイナー組織との選手異動 緑: 育成契約orNPB傘下所属

STAY IN OUT
守備 選手 年齢 概要 守備 選手 年齢 前所属 守備 選手 年齢 所属先
R. オスナ 29 4年契約 (~'27) 長谷川 威展 25 日本ハム 森 唯斗 32 DeNA
L. モイネロ 29 3+4年契約 (~'28) 前田 悠伍 19 大阪桐蔭高 嘉弥真 新也 35 ヤクルト
C. スチュワート Jr. 25 6+2年契約 (~'26) 岩井 俊介 23 名城大 甲斐野 央 28 西武
D. ヘルナンデス 28 単年契約 ('24) 村田 賢一 23 明治大 高橋 礼 29 巨人
古川 侑利 29   澤柳 亮太郎 24 ロキテクノ富山 泉 圭輔 27 巨人
佐藤 直樹 26   大山 凌 22 東日本国際大 J. ガンケル 33  
  鍬原 拓也 28 巨人 椎野 新 29 現役引退
  D. サルディ 19 キューバ 髙橋 純平 27 現役引退
  藤田 悠太郎 19 福大附大濠高 九鬼 隆平 26 DeNA育成
  山川 穂高 33 西武 居谷 匠真 22 くふうハヤテ静岡
  廣瀨 隆太 23 慶應義塾大 内外 増田 珠 25 ヤクルト
  D. アルモンテ 17 ドミニカ共和国 F. ガルビス 35  
  指外 A. ウォーカー 33 巨人 W. アストゥディーヨ 33 サルティーヨ (MEX)
    A. デスパイネ 38  
    上林 誠知 29 中日
    水谷 瞬 23 日本ハム
    C. ホーキンス 31 ドバイ (Baseball United)
    舟越 秀虎 23 巨人育成
     

 

2024年 福岡ソフトバンクホークス 投手予想布陣

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

先発 先発・中継ぎ 中継ぎ・抑え
役割 選手 年齢 役割 選手 年齢 役割 選手 年齢
先発 有原 航平 32 先中 大津 亮介 25 中継 長谷川 威展 25
先中 東浜 巨 34 先中 笠谷 俊介 27 中継 D. ヘルナンデス 28
先中 石川 柊太 33 先中 前田 悠伍 19 中継 武田 翔太 31
先中 大関 友久 27 先中 村田 賢一 23 中継 津森 宥紀 26
先中 L. モイネロ 29 先中 杉山 一樹 27 中継 又吉 克樹 33
先中 C. スチュワート Jr. 25 中継 澤柳 亮太郎 24 中抑 藤井 皓哉 28
先発 和田 毅 43 中継 岩井 俊介 23 中抑 松本 裕樹 28
先中 板東 湧梧 29 中継 尾形 崇斗 25 抑中 R. オスナ 29

 

2024年 福岡ソフトバンクホークス 野手予想布陣

パターンA: 基本オーダー パターンB: 経験重視 パターンC: 若手重視

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

パターンA パターンB パターンC
打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢
1番 周東 佑京 28 1番 三森 大貴 25 1番 川村 友斗 25
2番 近藤 健介 31 2番 柳町 達 27 2番 A. ウォーカー 33
3番 柳田 悠岐 36 3番 柳田 悠岐 36 3番 近藤 健介 31
4番 山川 穂高 33 4番 近藤 健介 31 4番 柳田 悠岐 36
5番 A. ウォーカー 33 5番 山川 穂高 33 5番 吉田 賢吾 23
6番 栗原 陵矢 28 6番 中村 晃 35 6番 井上 朋也 21
7番 今宮 健太 33 7番 栗原 陵矢 28 7番 廣瀨 隆太 23
8番 牧原 大成 32 8番 今宮 健太 33 8番 谷川原 健太 27
9番 甲斐 拓也 32 9番 甲斐 拓也 32 9番 川瀬 晃 27
控え 嶺井 博希 33 控え 海野 隆司 27 控え 中右 緒方 理貢 26
控え 一三 野村 大樹 24 控え 二左 野村 勇 28 控え 左右 生海 24
控え 三一 リチャード 25 控え 右左 正木 智也 25 控え 遊中 仲田 慶介 25
※3/19 川村友斗選手、仲田慶介選手、緒方理貢選手が支配下昇格

 

 

優勝へのポイント

昨年は準"三冠王"に大変身した近藤に、オスナ・有原と攻守の補強戦力が機能し、主砲・柳田も全試合出場で気を吐いたが、メッツのエース・千賀の穴があまりにも大きく3位に終わった。連続日本一が途切れた2021年以降もV10を標榜しながら、育成枠も巧みに利用し若い戦力を揃えたオリックスに先に3連覇を許してしまう形となってしまったのは痛恨の極みであろう。森・嘉弥真ら黄金期に貢献した生え抜きを多数放出し、生まれ変わりを図る小久保新政権では、ダイエー時代からの栄華は終ったと自覚する”強さ”が求められる。他球団に大きく遅れを取った先発陣を援護するため、山川・ウォーカーと打撃面の信頼度の高いポイントゲッターの補強に踏み切った打線は確かに強力だ。しかし、レベルの高い先発陣を相手にする苛酷なペナントレースを乗り切るには、栗原や周東、柳町・三森ら昨年までは苦しむことも多かった次世代の更なる成長、抜擢が不可欠。野村勇ら未完の大砲、井上や川村らプロスペクトも見てきた小久保新監督の辣腕に期待が集まる。建て直し急務の先発陣では、現エースの有原に石川と東浜、43歳になる和田が計算に入るが、次代のローテ陣の躍進が無ければ、もはやAクラスも見込めないだろう。ローテの質を平均レベルに上げるため、エース候補の大関、転向するモイネロ、契約を延長したスチュワートJr.や板東らから規定近く投げる選手が2枚は出てきてほしいところ。守護神オスナを残留させたが、鉄壁セットアッパー・モイネロと甲斐野が抜けた救援陣の精度を少しでも上げるためにも、登板間隔によらずイニングを埋められる陣容に整備することが貯金に繋がる。契約に縛られすぎず、今の選手の状態とデータを照らし合わせ幅広い想定と評価をすることが、次の黄金期へ向かう第一歩になるはず。王者を脱却し、王座奪還へ・・・ソフトバンクの勝負の一年が始まる。

投のキーマン 大関 友久 選手 打のキーマン 周東 佑京 選手

 

東北楽天ゴールデンイーグルス

 

【2023⇒2024】東北楽天ゴールデンイーグルス 主な選手の動き

橙: 残留or出戻り 赤: 国内移籍 黄: 国外移籍 青: ドラフト指名選手含む国内マイナー組織との選手異動 緑: 育成契約orNPB傘下所属

STAY IN OUT
守備 選手 年齢 概要 守備 選手 年齢 前所属 守備 選手 年齢 所属先
田中 将大 36   C. ポンセ 30 日本ハム 松井 裕樹 29 SD
宋 家豪 32 単年契約 ('24) N. ターリー 35 広島 塩見 貴洋 36 現役引退
王 彦程 23 再契約 櫻井 周斗 25 DeNA 安樂 智大 28 メキシコシティ (MEX)
西口 直人 28   古謝 樹 23 桐蔭横浜大 石橋 良太 33 現役引退
小峯 新陸 23   坂井 陽翔 19 滝川第二高 内間 拓馬 26 広島
鈴木 大地 35   日當 直喜 19 東海大学菅生高 髙田 萌生 26 ショウワコーポレーション
茂木 栄五郎 30   松田 啄磨 22 大阪産業大 M. バニュエロス 33 楽天 (CPBL)
M. フランコ 32 単年契約 ('24) 大内 誠弥 18 日本ウェルネス宮城高 炭谷 銀仁朗 37 西武
  ワォーターズ 璃海 ジュミル 19 日本ウェルネス沖縄高 銀次 36 現役引退
  青野 拓海 19 氷見高 横尾 俊建 31 現役引退
  山田 遥楓 28 日本ハム C. ギッテンス 30 HOU (マイナー)
  中島 大輔 23 青山学院大 E. ウレーニャ 25 巨人育成
    西川 遥輝 32 ヤクルト
    外内 和田 恋 29 明治安田生命
    正隨 優弥 28  
     

 

2024年 東北楽天ゴールデンイーグルス 投手予想布陣

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

先発 先発・中継ぎ 中継ぎ・抑え
役割 選手 年齢 役割 選手 年齢 役割 選手 年齢
先発 岸 孝之 40 先中 内 星龍 22 中継 櫻井 周斗 25
先発 早川 隆久 26 先中 松井 友飛 25 中継 伊藤 茉央 24
先発 田中 将大 36 先中 藤井 聖 28 中継 鈴木 翔天 28
先発 荘司 康誠 24 先中 古謝 樹 23 中継 N. ターリー 35
先発 C. ポンセ 30 先中 松田 啄磨 22 中継 酒居 知史 31
先中 藤平 尚真 26 中継 清宮 虎多朗 24 中抑 宋 家豪 32
先中 辛島 航 34 中継 小孫 竜二 27 中抑 渡辺 翔太 24
先中 瀧中 瞭太 30 中継 西垣 雅矢 25 先抑 則本 昂大 34

 

2024年 東北楽天ゴールデンイーグルス 野手予想布陣

パターンA: 基本オーダー パターンB: 経験重視 パターンC: 若手重視

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

パターンA パターンB パターンC
打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢
1番 小深田 大翔 29 1番 辰己 涼介 28 1番 小深田 大翔 29
2番 村林 一輝 27 2番 小深田 大翔 29 2番 渡邊 佳明 27
3番 小郷 裕哉 28 3番 浅村 栄斗 34 3番 辰己 涼介 28
4番 浅村 栄斗 34 4番 島内 宏明 34 4番 浅村 栄斗 34
5番 島内 宏明 34 5番 M. フランコ 32 5番 茂木 栄五郎 30
6番 阿部 寿樹 35 6番 鈴木 大地 35 6番 黒川 史陽 23
7番 辰己 涼介 28 7番 伊藤 裕季也 28 7番 安田 悠馬 24
8番 岡島 豪郎 35 8番 太田 光 28 8番 村林 一輝 27
9番 太田 光 28 9番 山﨑 剛 29 9番 武藤 敦貴 23
控え 中右 田中 和基 30 控え 遊二 山田 遥楓 28 控え 中左 中島 大輔 23
控え 堀内 謙伍 27 控え 田中 貴也 32 控え 遊二 入江 大樹 22
控え 石原 彪 25 控え 三左 平良 竜哉 26 控え 二右 辰見 鴻之介 24
※3/12 山田遥楓選手が支配下昇格

 

 

優勝へのポイント

石井監督3季目の楽天だったが、またもBクラスに終わった。"3位はBクラス"と肝に銘じ、5年余り続いた石井一久GM体制では、2位以上が無しという皮肉な結果に終わったことになる。終いには時代にそぐわない不祥事まで噴出したことで、歴史の浅い球団として額面ばかりを重視するあまり、野球において最も重要なチームワークを軽視するフロントのマネジメント能力の無さを露呈してしまう顛末となってしまった。若い今江監督に変わって再起を窺うが、ファンの熱気に応えるには、勝利だけではなくデータ化されない感情に訴えかけるものを重んじて、選手やコーチに愛されるチームに立ち返る努力が必要だ。チームの空気はさておき、打線は今年もおそらく、一定の攻撃力は期待できる。今年中の2000本安打もある最高級のFA選手・浅村に昨季はモチベーションに苦しんだ島内、3連続GGの黄金センター・辰己、盗塁王の小深田に加え、経験豊富なベテラン陣が揃っているのは強みだ。ここに正ショート筆頭候補の村林や伊藤裕季也、渡邊佳明に復活を期す茂木らがプラスアルファで加われば、さほど貧打に泣くことはないだろう。問題は、高齢化が激しい先発陣。守護神・松井裕樹の米移籍に伴い、イニングもQSも最も多かった則本を後ろに回したが、この一大決心をプラスにするためには、厳正な登板管理が不可欠になる。岸と田中将大は大ベテランとはいえイニングを埋められるので、対戦相手を考慮して交代のタイミングなどの方針を決めておくことがより大事になるだろう。彼らやポンセ、辛島らの体力があるうちに一軍先発に挑戦する若手投手が投げやすい登板間隔を掴みたい。シーズン中盤までに早川や荘司がエース格とのカードで使えるようになれば、Aクラスも見えてくる。若い選手との意思伝達を心がけて日々の勝ちパターンを構築できれば、前GMの果たせなかったことを成し遂げることもできるはず。創立20周年となる記念の年。イーグルスは仙台で再び羽ばたく・・・また10年後の未来も見据えて。

投のキーマン 藤井 聖 選手 打のキーマン 伊藤 裕季也 選手

 

埼玉西武ライオンズ

 

【2023⇒2024】埼玉西武ライオンズ 主な選手の動き

橙: 残留or出戻り 赤: 国内移籍 黄: 国外移籍 青: ドラフト指名選手含む国内マイナー組織との選手異動 緑: 育成契約orNPB傘下所属

STAY IN OUT
守備 選手 年齢 概要 守備 選手 年齢 前所属 守備 選手 年齢 所属先
平井 克典 33 2年契約 (~'25) A. アブレイユ 29 NYY D. エンス 33 LG (KBO)
ボー・タカハシ 27 単年契約 ('24) 甲斐野 央 28 ソフトバンク 公文 克彦 32 現役引退
森脇 亮介 32 上腕動脈閉塞症 中村 祐太 29 広島 宮川 哲 29 ヤクルト
佐々木 健 28 トミー・ジョン手術 武内 夏暉 23 國學院大 J. ティノコ 29 TEX (マイナー)
井上 広輝 23   上田 大河 23 大阪商業大 B. クリスキー 30 CIN (マイナー)
赤上 優人 25   杉山 遙希 19 横浜高 張 奕 30 台鋼 (CPBL)
齊藤 大将 29 再契約 成田 晴風 18 弘前工業高 齊藤 誠人 29 現役引退
粟津 凱士 27 再契約 宮澤 太成 25 徳島インディゴソックス 捕内 中熊 大智 28 現役引退
伊藤 翔 25 再契約 糸川 亮太 26 ENEOS 山川 穂高 33 ソフトバンク
上間 永遠 23 再契約 V. ロペス 25 チャールストン/レキシントン (米独立) D. マキノン 30 サムスン (KBO)
牧野 翔矢 23 再契約 炭谷 銀仁朗 37 楽天 呉 念庭 31 台鋼 (CPBL)
ブランドン 26   J. アギラー 34 OAK 中山 誠吾 25  
川野 涼多 23   元山 飛優 26 ヤクルト 愛斗 27 ロッテ
仲三河 優太 22   村田 怜音 23 皇學館大 M. ペイトン 33  
ジョセフ 25 再契約 外内 F. コルデロ 30 NYY  
  A. ガルシア 24 ハドソンバレー (A+)  
     

 

2024年 埼玉西武ライオンズ 投手予想布陣

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

先発 先発・中継ぎ 中継ぎ・抑え
役割 選手 年齢 役割 選手 年齢 役割 選手 年齢
先発 髙橋 光成 27 先中 ボー・タカハシ 27 中継 豆田 泰志 21
先発 平良 海馬 25 先中 青山 美夏人 24 中継 水上 由伸 26
先発 今井 達也 26 先中 本田 圭佑 31 中継 増田 達至 36
先発 隅田 知一郎 25 先中 羽田 慎之介 21 中継 田村 伊知郎 30
先発 松本 航 28 中継 齊藤 大将 29 中抑 佐藤 隼輔 24
先中 武内 夏暉 23 中継 大曲 錬 26 中抑 甲斐野 央 28
先中 與座 海人 29 中継 糸川 亮太 26 中抑 平井 克典 33
先中 渡邉 勇太朗 24 中継 J. ヤン 28 中抑 A. アブレイユ 29

 

2024年 埼玉西武ライオンズ 野手予想布陣

パターンA: 基本オーダー パターンB: 経験重視 パターンC: 若手重視

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

パターンA パターンB パターンC
打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢
1番 蛭間 拓哉 24 1番 鈴木 将平 26 1番 若林 楽人 26
2番 源田 壮亮 31 2番 源田 壮亮 31 2番 長谷川 信哉 22
3番 外崎 修汰 32 3番 外崎 修汰 32 3番 山村 崇嘉 22
4番 中村 剛也 41 4番 J. アギラー 34 4番 渡部 健人 26
5番 J. アギラー 34 5番 中村 剛也 41 5番 ブランドン 26
6番 F. コルデロ 30 6番 山野辺 翔 30 6番 外崎 修汰 32
7番 佐藤 龍世 27 7番 元山 飛優 26 7番 源田 壮亮 31
8番 古賀 悠斗 25 8番 炭谷 銀仁朗 37 8番 古市 尊 22
9番 岸 潤一郎 28 9番 金子 侑司 34 9番 児玉 亮涼 26
控え 指左 栗山 巧 41 控え 三遊 平沼 翔太 27 控え 中左 西川 愛也 25
控え 柘植 世那 27 控え 一左 陽川 尚将 33 控え 右左 高木 渉 25
控え 遊二 滝澤 夏央 21 控え 二中 髙松 渡 25 控え 指左 仲三河 優太 22
※3/24 ブランドン選手が支配下復帰

 

 

優勝へのポイント

球団のレジェンド・松井稼頭央監督の一年目は思わぬ苦難に見舞われた。怪我を押してWBC優勝に貢献したショート源田の故障も痛かったが、それ以上に主砲・山川のスキャンダルが誌面を賑わせた影響が大きく、終始ムードの停滞した実験的なシーズンに終わってしまった。オフのFAでも一悶着あったようだが、球団としては"山賊"で鳴らした前の2連覇の時代にピリオドを打った形となり、今後は投手力のライオンズとして前へ進む。課題の攻撃陣には、MLB114HRの強打の一塁手・アギラーと外野手のコルデロを獲得し、マキノン・ペイトンからのアップデートは完了。不惑を気にしない大砲・中村剛也と正二塁手・外崎が大きく成績を落とさなければ、一定の長打力は賄える。しかし、リーグ下層を脱するには若手の飛躍が不可欠。昨年打席が回ってきた渡部や佐藤龍世、長谷川信哉や蛭間に加え、4年目の山村らプロスペクト陣の台頭が待たれる。山野辺・若林ら怪我に苦しんできた選手の踏ん張りにも期待したいところだ。打線の改良が進めば、3球団競合の大卒ドラ1左腕・武内が加わる最強先発陣が、勝利に導いてくれるはず。昨年は転向した平良も有言実行の結果を出し、ロン毛のエース・髙橋光成に今井、隅田・松本航も含めた盤石の6本柱の形成も見えてきた。7枚目以降を任される與座や渡邊勇太朗らも合わせ、12球団一の成績を是非期待したい。一方の救援陣では、衰えが見えた増田と故障で育成降格した森脇の穴を埋めるため、前ヤンキースのアブレイユや左腕ヤンを獲得。更にソフトバンクのドラ1リリーフ・甲斐野まで加わり、逆襲への準備は整った。彼や平井を中心に、若手が力を出せる環境が整えば、優勝争いレベルに勝率を上げることも可能になる。所沢に球団を構えてはや46年目・・・古豪としての確かな眼力を武器に、今年はライオンズが牙を剥く。

投のキーマン 甲斐野 央 選手 打のキーマン 山村 崇嘉 選手

 

北海道日本ハムファイターズ

 

【2023⇒2024】北海道日本ハムファイターズ 主な選手の動き

橙: 残留or出戻り 赤: 国内移籍 黄: 国外移籍 青: ドラフト指名選手含む国内マイナー組織との選手異動 緑: 育成契約orNPB傘下所属

STAY IN OUT
守備 選手 年齢 概要 守備 選手 年齢 前所属 守備 選手 年齢 所属先
加藤 貴之 32 4年契約 (~'27) 山﨑 福也 32 オリックス 上沢 直之 31 TB (マイナー)
宮内 春輝 28 前十字靭帯断裂 A. バーヘイゲン 34 STL C. ポンセ 30 楽天
松岡 洸希 24   P. マーフィー 29 MIN (AAA) 吉田 輝星 23 オリックス
梅林 優貴 26   A. ザバラ 28 DET (AAA) 長谷川 威展 25 ソフトバンク
捕内 A. マルティネス 28 単年契約 ('24) 黒木 優太 30 オリックス 井口 和朋 30 オリックス育成
  細野 晴希 22 東洋大 立野 和明 26 富山GRNサンダーバース
  鍵谷 陽平 34 巨人 J. マーベル 31  
  孫 易磊 19 中国文化大 (台) 谷内 亮太 33 現役引退
  進藤 勇也 22 上武大 内外 A. アルカンタラ 33  
  内外 若林 晃弘 31 巨人 A. ハンソン 32  
  明瀬 諒介 19 鹿児島城西高 内外 郡 拓也 26 巨人
  外内 F. レイエス 29 WSH (AAA)/KC 山田 遥楓 28 楽天育成
  A. スティーブンソン 30 MIN (AAA) 外内 王 柏融 31 台鋼 (CPBL)
  水谷 瞬 23 ソフトバンク 木村 文紀 36 現役引退
  宮崎 一樹 23 山梨学院大  
  星野 ひので 19 前橋工業高  
     

 

2024年 北海道日本ハムファイターズ 投手予想布陣

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

先発 先発・中継ぎ 中継ぎ・抑え
役割 選手 年齢 役割 選手 年齢 役割 選手 年齢
先発 加藤 貴之 32 先中 P. マーフィー 29 中継 杉浦 稔大 32
先発 伊藤 大海 27 先中 鈴木 健矢 27 中継 宮西 尚生 39
先発 山﨑 福也 32 先中 北浦 竜次 25 中継 山本 拓実 24
先中 上原 健太 30 先中 黒木 優太 30 中継 福田 俊 28
先中 金村 尚真 24 中継 柳川 大晟 21 中抑 玉井 大翔 32
先中 北山 亘基 25 中継 福島 蓮 23 中抑 河野 竜生 26
先中 根本 悠楓 21 中継 生田目 翼 29 中抑 池田 隆英 30
先中 A. バーヘイゲン 34 中継 石川 直也 28 抑中 田中 正義 30
※3/14 福島蓮選手が支配下昇格

 

2024年 北海道日本ハムファイターズ 野手予想布陣

パターンA: 基本オーダー パターンB: 経験重視 パターンC: 若手重視

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

パターンA パターンB パターンC
打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢
1番 A. スティーブンソン 30 1番 松本 剛 31 1番 細川 凌平 22
2番 松本 剛 31 2番 郡司 裕也 27 2番 清宮 幸太郎 25
3番 A. マルティネス 28 3番 A. マルティネス 28 3番 万波 中正 24
4番 万波 中正 24 4番 F. レイエス 29 4番 野村 佑希 24
5番 F. レイエス 29 5番 万波 中正 24 5番 A. マルティネス 28
6番 野村 佑希 24 6番 清宮 幸太郎 25 6番 水野 達稀 24
7番 奈良間 大己 24 7番 今川 優馬 27 7番 田宮 裕涼 24
8番 上川畑 大悟 28 8番 加藤 豪将 30 8番 水谷 瞬 23
9番 伏見 寅威 34 9番 中島 卓也 33 9番 五十幡 亮汰 26
控え 中右 江越 大賀 32 控え 中右 淺間 大基 28 控え 進藤 勇也 22
控え 清水 優心 28 控え 二遊 石井 一成 30 控え 中右 宮崎 一樹 23
控え 捕左 古川 裕大 26 控え 二三 若林 晃弘 31 控え 三左 有薗 直輝 21

 

 

優勝へのポイント

"5人目"のHR王を逃した若き大砲・万波の成長や元中日・A. マルティネスの活躍はあったものの、近年の積極的な戦力放出の影響が大きく、5年連続の5位以下となる2年連続の最下位に終わった新庄ハム。そんな成績低迷も予定通りだったというのだろうか・・・札幌から抜け出した新球場・エスコンの快調な滑り出しを見るや否や、前例のない大補強に踏み切った。北海道に深い縁を持つ山﨑福也の争奪戦を制し、左腕エースの加藤貴之を大型契約で残留させながら、外国人ではスティーブンソン、レイエスというレギュラー候補に、出戻りのバーヘイゲンら投手陣も含め次々と計5人を補強。3連覇のオリックスから山本由伸も抜けるなど上位球団に大きなプラス要素が無い中、一転優勝候補へと躍り出たとも見る評論家も出てくることだろう。そんなフロントの青写真を現実にするためには、首脳陣の的確な戦力管理が必須になる。ローテの核であった上沢は抜けるが、3年連続規定の伊藤に上原、直近2年はカージナルスで中継ぎを務めたバーヘイゲンに、金村・北山・根本らブレイクが見込める若手陣、更に新加入のマーフィー、鈴木健矢らも控える潤沢な先発陣はレベルの高いパ・リーグ上位球団に匹敵し得る。若手ローテが1-2枚育てば、Aクラス争いは堅い。ただ、優勝への鍵になるのは、いつも救援陣だ。昨季は終盤に10年前の武田久ばりの劇場ぶりを見せた田中正義が最後を担ったが、河野や山本拓実、先発からの配置転換を含め勝利を高確率に拾う継投を毎日考え続けることが肝になる。投手を整備できたら、あとは勢いのある若手を揃えた打線の爆発を待つのみ。万波・マルティネスの中軸に堅守巧打のスティーブンソン、2度の30HRとメジャー実績のあるレイエスが入り固定ポジションが増えるだけに、脇を固める選手の活躍が一層大事になるだろう。清宮・野村は勿論、淺間や奈良間・郡司・今川らから新たなスターを出すことが、"名将・新庄剛志"として記録に残るためのラストミッションになる。2024年は、北広島で最高の旅を!

投のキーマン 金村 尚真 選手 打のキーマン 野村 佑希 選手

 

セ・リーグ

阪神タイガース

 

【2023⇒2024】阪神タイガース 主な選手の動き

橙: 残留or出戻り 赤: 国内移籍 黄: 国外移籍 青: ドラフト指名選手含む国内マイナー組織との選手異動 緑: 育成契約orNPB傘下所属

STAY IN OUT
守備 選手 年齢 概要 守備 選手 年齢 前所属 守備 選手 年齢 所属先
J. ビーズリー 29 単年契約 ('24) J. ゲラ 29 MIL/TB 馬場 皐輔 29 巨人
髙橋 遥人 29   漆原 大晟 28 オリックス K. ケラー 31 巨人
小川 一平 27   下村 海翔 22 青山学院大 C. ブルワー 32 CHC
佐藤 蓮 26   椎葉 剛 22 徳島インディゴソックス 小林 慶祐 32 オイシックス新潟BC
S. ノイジー 30 単年契約 ('24) 石黒 佑弥 23 JR西日本 渡邉 雄大 33 現役引退
J. ミエセス 29 単年契約 ('24) 津田 淳哉 23 大阪経済大 二保 旭 34 ロッテ育成
  J. ベタンセス 25 コーパスクリスティ (AA) 北條 史也 30 三菱重工West
  A. マルティネス 24 ACL (Rookie級) 山本 泰寛 31 中日
  山田 脩也 19 仙台育英高 髙山 俊 31 オイシックス新潟BC
  百崎 蒼生 19 東海大付熊本星翔高 板山 祐太郎 30 中日育成
     

 

2024年 阪神タイガース 投手予想布陣

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

先発 先発・中継ぎ 中継ぎ・抑え
役割 選手 年齢 役割 選手 年齢 役割 選手 年齢
先発 村上 頌樹 26 先中 門別 啓人 20 中継  J. ゲラ 29
先発 伊藤 将司 28 先中 及川 雅貴 23 中継 岡留 英貴 25
先発 大竹 耕太郎 29 先中 富田 蓮 23 中継 島本 浩也 31
先発 才木 浩人 26 先中 髙橋 遥人 29 中継 加治屋 蓮 33
先発 西 勇輝 34 中継 漆原 大晟 28 中継 岩貞 祐太 33
先中 青柳 晃洋 31 中継 浜地 真澄 26 中抑 石井 大智 27
先中 西 純矢 23 中継 湯浅 京己 25 先中 桐敷 拓馬 25
先中 J. ビーズリー 29 中継 椎葉 剛 22 抑中 岩崎 優 33

 

2024年 阪神タイガース 野手予想布陣

パターンA: 基本オーダー パターンB: 経験重視 パターンC: 若手重視

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

パターンA パターンB パターンC
打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢
1番 近本 光司 30 1番 近本 光司 30 1番 中野 拓夢 28
2番 中野 拓夢 28 2番 中野 拓夢 28 2番 近本 光司 30
3番 森下 翔太 24 3番 小野寺 暖 26 3番 大山 悠輔 30
4番 大山 悠輔 30 4番 大山 悠輔 30 4番 佐藤 輝明 25
5番 佐藤 輝明 25 5番 佐藤 輝明 25 5番 森下 翔太 24
6番 S. ノイジー 30 6番 J. ミエセス 29 6番 前川 右京 21
7番 坂本 誠志郎 31 7番 梅野 隆太郎 33 7番 坂本 誠志郎 31
8番 木浪 聖也 30 8番 木浪 聖也 30 8番 小幡 竜平 24
9番 投手   9番 投手   9番 投手  
控え 打三 糸原 健斗 32 控え 打一 原口 文仁 32 控え 左三 野口 恭佑 24
控え 中右 島田 海吏 28 控え 長坂 拳弥 30 控え 遊二 髙寺 望夢 22
控え 三一 渡邉 諒 29 控え 二中 植田 海 28 控え 藤田 健斗 23

 

 

優勝へのポイント

昨年は球団元来の投手育成力と中核野手を揃えてきたドラフト戦略に、打順とポジションを固定する王道岡田野球がバッチリとはまり、遂に38年ぶりの日本一を達成した。リーグ屈指の選手に成長した近本・大山に青柳・岩崎ら、監督のかつての教え子である金本・矢野両監督が手塩にかけて育ててきた主力中堅陣が美酒を味わえたのは何とも感慨深い。開幕直後から新人王エース・村上頌樹に現役ドラフト上位の大竹、トミー・ジョン手術から復帰した才木ら若い戦力を捕手との相性も見て一軍主力ローテ級戦力に仕上げたことが後半戦からの独走を大いに後押ししており、選手を直に見た観察眼を大事にする野球愛の深さが、日本一を盤石なものにしたと言えるだろう。左腕エースの伊藤将司に、日本シリーズで最後を任せた青柳と西勇輝に加え、西純矢や門別、TJ二年目の髙橋遥人も控える先発陣は、今年も隙がない。出塁重視のオプションが加わった打線も安定感抜群だ。近本・中野・大山・佐藤の盤石生え抜き主力陣に一年目にして大器の片鱗を見せた元気印・森下が加わった上、下位打線にノイジー、8番に木浪を置けるのは強い。若い佐藤・森下が長打力で成長を見せれば、監督も唸る"キャリアハイの揃う"強力打線の形成も夢ではない。ミエセスも含め既存外国人を残したが、怪我人などの不測の事態を見越した空きポジションや代打の使い方にも注目したい。救援陣も令和に合わせて登板過多となっておらず、状態良好。守護神・岩崎が引っ張るブルペンは、石井や島本、"スペードのエース"・桐敷に、新加入のゲラ、岡留らも加わることで確実に厚みを増している。他球団に比べ弱点が少なく、連覇へ向けて視界良好に見えるが、そういう時に限って悪い波はやってくるもの。予測不能な困難を乗り切ってこそ、球界屈指の野球マニアである岡田采配の集大成となる。黄金期の序章を締める令和の最強阪神の第一幕フィナーレを是非ご賞味アレ。

投のキーマン 西 純矢 選手 打のキーマン 佐藤 輝明 選手

 

広島東洋カープ

 

【2023⇒2024】広島東洋カープ 主な選手の動き

橙: 残留or出戻り 赤: 国内移籍 黄: 国外移籍 青: ドラフト指名選手含む国内マイナー組織との選手異動 緑: 育成契約orNPB傘下所属

STAY IN OUT
守備 選手 年齢 概要 守備 選手 年齢 前所属 守備 選手 年齢 所属先
R. コルニエル 29 単年契約 ('24) T. ハッチ 30 TOR/PIT   一岡 竜司 33 現役引退
中﨑 翔太 32   T. ハーン 30 TEX/ATL/KC   N. ターリー 35 楽天
藤井 黎來 25   内間 拓馬 26 楽天   D. アンダーソン 30 DET (マイナー)
岡田 明丈 31   日髙 暖己 20 オリックス   中村 祐太 29 西武
磯村 嘉孝 32   常廣 羽也斗 23 青山学院大   薮田 和樹 32 オイシックス新潟BC
内外 上本 崇司 34   高 太一 23 大阪商業大   木下 元秀 23 オリックス育成
  滝田 一希 23 星槎道都大   R. マクブルーム 32  
  赤塚 健利 23 中京学院大   M. デビッドソン 33 NC (KBO)
  内外 J. シャイナー 29 SEA (AAA)   三好 匠 31 現役引退
  内外 M. レイノルズ 34 CIN (AAA)   西川 龍馬 30 オリックス
  仲田 侑仁 19 沖縄尚学高  
  M. ラミレス 22 FCL (Rookie級)  
  N. ロベルト 24 FSL (A)  
     

 

2024年 広島東洋カープ 投手予想布陣

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

先発 先発・中継ぎ 中継ぎ・抑え
役割 選手 年齢 役割 選手 年齢 役割 選手 年齢
先発 床田 寛樹 29 先中 森 翔平 26 中継 T. ハーン 30
先発 九里 亜蓮 33 先中 玉村 昇悟 23 中継 森浦 大輔 26
先発 森下 暢仁 27 先中 アドゥワ 誠 26 中継 ケムナ 誠 29
先発 大瀬良 大地 33 先中 黒原 拓未 25 中継 中﨑 翔太 32
先発 T. ハッチ 30 先中 益田 武尚 26 中継 大道 温貴 25
先中 常廣 羽也斗 23 先中 斉藤 優汰 20 中抑 島内 颯太郎 28
先中 遠藤 淳志 25 先中 R. コルニエル 29 中抑 矢崎 拓也 30
先中 野村 祐輔 35 中継 塹江 敦哉 27 中抑 栗林 良吏 28

 

2024年 広島東洋カープ 野手予想布陣

パターンA: 基本オーダー パターンB: 経験重視 パターンC: 若手重視

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

パターンA パターンB パターンC
打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢
1番 小園 海斗 24 1番 菊池 涼介 34 1番 中村 奨成 25
2番 野間 峻祥 31 2番 野間 峻祥 31 2番 小園 海斗 24
3番 秋山 翔吾 36 3番 坂倉 将吾 26 3番 堂林 翔太 33
4番 堂林 翔太 33 4番 田中 広輔 35 4番 坂倉 将吾 26
5番 坂倉 将吾 26 5番 秋山 翔吾 36 5番 末包 昇大 28
6番 M. レイノルズ 34 6番 J. シャイナー 29 6番 田村 俊介 21
7番 菊池 涼介 34 7番 會澤 翼 36 7番 韮澤 雄也 23
8番 上本 崇司 34 8番 矢野 雅哉 26 8番 林 晃汰 24
9番 投手   9番 投手   9番 投手  
控え 打一 松山 竜平 39 控え 磯村 嘉孝 32 控え 三遊 二俣 翔一 22
控え 中左 大盛 穂 28 控え 石原 貴規 26 控え 左右 中村 貴浩 24
控え 二三 羽月 隆太郎 24 控え 中右 中村 健人 27 控え 中右 久保 修 24

 

 

優勝へのポイント

昨季はWBCに参加したクローザー栗林の故障という事態に見舞われたものの、選手がより羽を伸ばせる新井監督に変わったことが功を奏し、下馬評を覆す2位と躍進した。若手野手陣の独り立ちに時間がかかる中、中堅陣をうまく起用し活躍させていたのが特に印象的で、成績は伴わなかったが佐々岡監督時代から理想的なバトンタッチができていたと言える。とはいえ、10ゲーム差以上の2位で、Bクラス候補にも近いことは変わっていない。打線の要であった西川龍馬がFA移籍し、2年前を超える苦戦が予想される今季は、より多くの一軍新戦力を育てるシーズンにしなければならない。何より最大の強みである先発陣は、今年も健在だ。エース級に成長した床田と九里に、森下・大瀬良がいる厚い4枚にドラ1の常廣やハッチが加わり、遠藤ら若手陣に、ベテランになった野村が計算できる層の厚さは阪神に負けていない。救援陣は誤算があったが、矢崎や島内、大道らの活躍で全体的には良化した。中﨑やケムナ、森浦にハーンらをうまく使い、万全な状態の守護神・栗林を無理せず登板させる環境が整えば、ある程度の勝率は維持できるだろう。勝ちパターンの精度を一年安定させるためには、打線の援護力が必要になる。新外国人のレイノルズ・シャイナーはともに一三塁と両翼が守れ、昨年よりも多様なオーダーに対応できるのが良い。堂林に末包、3年目の20歳・田村俊介ら同ポジションで成績アップが期待される選手がいるだけに、攻守のバランスが取れた形を中盤までに掴みたい。正捕手に昇格した巧打者・坂倉が本領発揮してくれば、終盤の正念場にも耐えられる中軸ができあがる。しかし、もう一歩得点力を上げるには、優秀なトップバッターの存在が不可欠。6年目を迎える遊撃手・小園が鍵になる。彼が一年間上位打線を守れるようになれば、結果として西川の穴は埋まるだろう。鯉が鯱になるその過程を、新井さんと一緒に見るのはいかが?

投のキーマン アドゥワ 誠 選手 打のキーマン 堂林 翔太 選手

 

横浜DeNAベイスターズ

 

【2023⇒2024】横浜DeNAベイスターズ 主な選手の動き

橙: 残留or出戻り 赤: 国内移籍 黄: 国外移籍 青: ドラフト指名選手含む国内マイナー組織との選手異動 緑: 育成契約orNPB傘下所属

STAY IN OUT
守備 選手 年齢 概要 守備 選手 年齢 前所属 守備 選手 年齢 所属先
石田 健大 31 4年契約 (~'27) R. ウィック 32 TOR (AAA) 今永 昇太 31 CHC
J. B. ウェンデルケン 31 単年契約  ('24) A. ケイ 29 CHC/NYM E. エスコバー 32 CHC (マイナー)
戸柱 恭孝 34 4年契約 (~'27) A. ジャクソン 28 LAD/PIT T. バウアー 33  
柴田 竜拓 31   森 唯斗 32 ソフトバンク R. ガゼルマン 31 WSH (マイナー)
西浦 直亨 33   佐々木 千隼 30 ロッテ 田中 健二朗 35 くふうハヤテ静岡
小深田 大地 21   中川 颯 26 オリックス育成 平田 真吾 35 現役引退
粟飯原 龍之介 20   松本 凌人 23 名城大 宮國 椋丞 32  
外内 T. オースティン 33 3年契約 (~'24) 武田 陸玖 19 山形中央高 笠原 祥太郎 29 台鋼 (CPBL)
  石田 裕太郎 22 中央大 櫻井 周斗 25 楽天
  堀岡 隼人 26 巨人 池谷 蒼大 25 くふうハヤテ静岡
  W. モロン 24 DOSL (Rookie級) 藤田 一也 42 現役引退
  A. マルティネス 22 ドミニカ共和国 N. ソト 35 ロッテ
  九鬼 隆平 26 ソフトバンク 田中 俊太 31 オイシックス新潟BC
  石上 泰輝 23 東洋大 T. アンバギー 30  
  度会 隆輝 22 ENEOS 大橋 武尊 23 アグアスカリエンテス (MEX)
  井上 絢登 24 徳島インディゴソックス  
     

 

2024年 横浜DeNAベイスターズ 投手予想布陣

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

先発 先発・中継ぎ 中継ぎ・抑え
役割 選手 年齢 役割 選手 年齢 役割 選手 年齢
先発 東 克樹 29 先中 森 唯斗 32 先中 松本 凌人 23
先発 大貫 晋一 30 先中 京山 将弥 26 中継 R. ウィック 32
先発 濵口 遥大 29 先中 坂本 裕哉 27 中継 石川 達也 26
先中 平良 拳太郎 29 先中 小園 健太 21 先中 上茶谷 大河 28
先中 石田 健大 31 中継 徳山 壮磨 25 中抑 山﨑 康晃 32
先中 A. ジャクソン 28 中継 宮城 滝太 24 中抑 伊勢 大夢 26
先中 A. ケイ 29 中継 佐々木 千隼 30 中抑  J. B. ウェンデルケン 31
先中 中川 颯 26 中継 三嶋 一輝 34 中抑 森原 康平 33

 

2024年 横浜DeNAベイスターズ 野手予想布陣

パターンA: 基本オーダー パターンB: 経験重視 パターンC: 若手重視

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

パターンA パターンB パターンC
打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢
1番 関根 大気 29 1番 蝦名 達夫 27 1番 度会 隆輝 22
2番 桑原 将志 31 2番 佐野 恵太 30 2番 石上 泰輝 23
3番 佐野 恵太 30 3番 宮﨑 敏郎 36 3番 牧 秀悟 26
4番 牧 秀悟 26 4番 牧 秀悟 26 4番 佐野 恵太 30
5番 T. オースティン 33 5番 桑原 将志 31 5番 宮﨑 敏郎 36
6番 宮﨑 敏郎 36 6番 楠本 泰史 29 6番 梶原 昂希 25
7番 山本 祐大 26 7番 大和 37 7番 松尾 汐恩 20
8番 京田 陽太 30 8番 伊藤 光 35 8番 林 琢真 24
9番 投手   9番 投手   9番 投手  
控え 戸柱 恭孝 34 控え 捕左 東妻 純平 23 控え 三一 知野 直人 25
控え 右左 大田 泰示 34 控え 遊三 森 敬斗 22 控え 中右 勝又 温史 24
控え 三一 西浦 直亨 33 控え 二三 西巻 賢二 25 控え 右三 井上 絢登 24

 

 

優勝へのポイント

本場のMLB先発投手・バウアーのニュースと動画一色のシーズンとなった昨年は、トミー・ジョンからの復帰3年目の東克樹が沢村賞に準ずる成績を残したこともあり、全体的に成績を良化させたものの、順位は3位に終わった。表ローテと裏ローテの差をどのチームよりも思い知らされたシーズンだっただけに、オフにエース今永とバウアーが抜けたマイナス面が際立つ。フロント側も早くから想定できていたようで、穴埋めの戦力としてジャクソンやケイにドラ2の松本凌人、元ソフトバンクの守護神・森唯斗、前オリックス育成選手のサブマリン・中川颯を補強した。ただ、どうしても前年よりも未知数な部分が目についてしまう。救援陣も万全とは言い切れない状況だけに、東以外の先発陣のレベルアップが必要だ。一つ変わることは、昨年のように"中5日以下"で12回投げたバウアーに合わせて無理に登板間隔を縮める必要性は無いこと。平良などのTJ復帰組やプロスペクトは丁重に扱いたいだけに、起用法にゆとりができることは成績向上にも繋がる。リリーフ起用が想定される投手の配置転換も見越し、キャンプ中にローテーション候補の起用法を整理しておきたい。ウェンデルケン・森原・山﨑康晃を中心に、僅差のリードを高精度で守り切るタフな勝ちパターンを組めれば、上位球団に大きく出遅れることは防げるはずだ。そして何より、投手陣の負担を減らすには、攻撃陣の更なる爆発力が欠かせない。佐野が有鉤骨片を除去し、ソトが移籍するなど不安要素もあるものの、社会人No.1野手の21歳・度会隆輝のくじを当てるなどドラフトで即戦力野手を補強しており、リーグ上位の得点力は期待できる。コンスタントに実績を積み重ねている4年目の牧のOPS争いにも大いに注目したい。仕上げに、フロントが契約最終年に望みをかけるオースティンが規定に到達する活躍を見せれば、打撃力で圧倒する一年になるはず。過去のどの年よりも刷新が迫られる忍耐の年。23年ぶりの3年連続Aクラスも前にする三浦DeNAにとって真骨頂を見せるペナントレースになるだろう・・・これは要チェックや!!

投のキーマン 平良 拳太郎 選手 打のキーマン タイラー・オースティン 選手

 

読売ジャイアンツ

 

【2023⇒2024】読売ジャイアンツ 主な選手の動き

橙: 残留or出戻り 赤: 国内移籍 黄: 国外移籍 青: ドラフト指名選手含む国内マイナー組織との選手異動 緑: 育成契約orNPB傘下所属

STAY IN OUT
守備 選手 年齢 概要 守備 選手 年齢 前所属 守備 選手 年齢 所属先
F. グリフィン 29 2年契約 (~'25) K. ケラー 31 阪神 三上 朋也 35 オイシックス新潟BC
Y. メンデス 29 単年契約 ('24) 近藤 大亮 33 オリックス 田中 豊樹 31 現役引退
A. バルドナード 31 単年契約 ('24) 高橋 礼 29 ソフトバンク 高木 京介 35 現役引退
小沼 健太 26   馬場 皐輔 29 阪神 鍬原 拓也 28 ソフトバンク育成
  泉 圭輔 27 ソフトバンク 堀岡 隼人 26 DeNA育成
  西舘 勇陽 22 中央大 T. ビーディ 31 CLE (マイナー)
  森田 駿哉 27 Honda鈴鹿 Y. ロペス 31  
  又木 鉄平 25 日本生命 中島 宏之 42 中日
  内外 R. オドーア 30 SD 松田 宣浩 41 現役引退
  内外 郡 拓也 26 日本ハム 中田 翔 35 中日
  泉口 友汰 25 NTT西日本 内外 若林 晃弘 31 日本ハム
  E. ウレーニャ 25 楽天 北村 拓己 29 ヤクルト
  佐々木 俊輔 25 日立製作所 香月 一也 28 オリックス育成
  舟越 秀虎 23 ソフトバンク育成 外指 A. ウォーカー 33 ソフトバンク
    L. ブリンソン 30  
     
※3/26 新加入のルーグネッド・オドーア選手が開幕を前に退団

 

2024年 読売ジャイアンツ 投手予想布陣

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

先発 先発・中継ぎ 中継ぎ・抑え
役割 選手 年齢 役割 選手 年齢 役割 選手 年齢
先発 戸郷 翔征 24 先中 西舘 勇陽 22 中継 近藤 大亮 33
先発 山﨑 伊織 26 先中 井上 温大 23 中継 K. ケラー 31
先発 F. グリフィン 29 先中 松井 颯 24 中継 高梨 雄平 32
先発 菅野 智之 35 先中 又木 鉄平 25 中継 菊地 大稀 25
先中 Y. メンデス 29 先中 堀田 賢慎 23 中継 船迫 大雅 28
先中 赤星 優志 25 中継 京本 眞 20 中抑 A. バルドナード 31
先中 横川 凱 24 中継 馬場 皐輔 29 中抑 大勢 25
先中 高橋 礼 29 中継 泉 圭輔 27 抑中 中川 皓太 30
※3/6 京本眞選手が支配下昇格

 

2024年 読売ジャイアンツ 野手予想布陣

パターンA: 基本オーダー パターンB: 経験重視 パターンC: 若手重視

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

パターンA パターンB パターンC
打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢
1番 吉川 尚輝 30 1番 オコエ 瑠偉 27 1番 萩尾 匡也 24
2番 門脇 誠 23 2番 松原 聖弥 29 2番 佐々木 駿輔 25
3番 坂本 勇人 36 3番 丸 佳浩 35 3番 坂本 勇人 36
4番 岡本 和真 28 4番 岡本 和真 28 4番 岡本 和真 28
5番 秋広 優人 22 5番 坂本 勇人 36 5番 大城 卓三 31
6番 丸 佳浩 35 6番 大城 卓三 31 6番 吉川 尚輝 30
7番 大城 卓三 31 7番 吉川 尚輝 30 7番 山瀬 慎之助 23
8番 梶谷 隆幸 36 8番 泉口 友汰 25 8番 中田 歩夢 20
9番 投手   9番 投手   9番 投手  
控え 左右 長野 久義 40 控え 中左 重信 慎之介 31 控え 右中 浅野 翔吾 20
控え 岸田 行倫 28 控え 二中 増田 大輝 31 控え 二三 増田 陸 24
控え 二遊 中山 礼都 22 控え 三捕 郡 拓也 26 控え 中右 岡田 悠希 24
※3/6 中田歩夢選手が支配下昇格

 

 

優勝へのポイント

17季目となった原巨人3度目の最後のシーズンは2年連続の4位に終わった。FA市場の様相が変わり、補強を十分にできないまま優勝を目指して投手を酷使してしまい、低迷期の苗を育ててしまったことは反省しなければならない。しかし、門脇・秋広らプロスペクトが一軍で結果を出し、坂本のコンバートという歴史的決断を原監督のうちにできた昨年は、再起のために必要な悪くない一年だった。22年ぶりに下積みができている新人監督となる阿部監督には、育成に重きを置いた新時代を歩んでいくための指導力発揮が求められる。打線ではWBCを経てOPS1位を取れる打者に成長した岡本にサード・坂本、正捕手の大城に丸と他球団よりも長打に期待できる日本人を揃えている長所を最大限に活かすために、総合力に長けた上位打線を組み続けることが重要だ。吉川は勿論、有力外国人野手を放出したことに意味付けをするためにも、一軍級になりきれていない外野陣のブレイクに期待したい。一軍2年目の秋広に、20歳の浅野や萩尾、ルーキー佐々木らプロスペクト陣、オコエ・松原ら後がない中堅陣をどう使うかが鍵になるだろう。課題の投手陣では、トレードと現役ドラフトを最大限に駆使してケラー、近藤大亮ら救援候補を集めてきた。WBC以降調子が振るわない大勢やバルドナード、復活した中川ら優秀な勝ちパターン候補はいるので、意味のない登板を減らすためにもブルペンとの意思疎通を大事にしたいところ。若きエース戸郷と山﨑伊織に期待できる先発陣でも、この二人に余計な負担をかけすぎない運用をすることが貯金に繋がる。2年目のグリフィン・メンデス、赤星だけでなく、横川にトレード加入の高橋礼、ルーキー陣も含め、エース級を使わなくてもいいカードで出せる先発をもう数枚用意できれば、優勝を争う上位球団相手でも力負けしないだろう。ともすれば球団初の3年連続Bクラスとなる節目のシーズン・・・讀賣巨人軍の命運を分ける一年がいざ、始まる。

投のキーマン 高橋 礼 選手 打のキーマン 松原 聖弥 選手

 

東京ヤクルトスワローズ

 

【2023⇒2024】東京ヤクルトスワローズ 主な選手の動き

橙: 残留or出戻り 赤: 国内移籍 黄: 国外移籍 青: ドラフト指名選手含む国内マイナー組織との選手異動 緑: 育成契約orNPB傘下所属

STAY IN OUT
守備 選手 年齢 概要 守備 選手 年齢 前所属 守備 選手 年齢 所属先
サイスニード 32 単年契約 ('24) M. ヤフーレ 26 SF (AAA) D. ピーターズ 32  
田口 麗斗 29 条件付3年契約 (~'26) J. エスパーダ 27 SD (AAA) 梅野 雄吾 25 中日
E. ロドリゲス 26 単年契約 ('24) 嘉弥真 新也 35 ソフトバンク 大下 佑馬 32 現役引退
嘉手苅 浩太 22   宮川 哲 29 西武 久保 拓眞 28 現役引退
J. オスナ 32 3年契約 ('24) 西舘 昂汰 23 専修大 吉田 大喜 27 東邦ガス
D. サンタナ 32 単年契約 ('24) 松本 健吾 25 トヨタ自動車 成田 翔 26 全川崎クラブ
  石原 勇輝 23 明治大 市川 悠太 23  
  鈴木 叶 18 常葉大附菊川高 杉山 晃基 27 現役引退
  北村 拓己 29 巨人 内外 荒木 貴裕 37 現役引退
  増田 珠 25 ソフトバンク 奥村 展征 29 現役引退
  伊藤 琉偉 22 新潟アルビレックスBC 元山 飛優 26 西武
  西川 遥輝 32 楽天 松本 友 29 現役引退
     

 

2024年 東京ヤクルトスワローズ 投手予想布陣

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

先発 先発・中継ぎ 中継ぎ・抑え
役割 選手 年齢 役割 選手 年齢 役割 選手 年齢
先発 小川 泰弘 34 先発 奥川 恭伸 23 中継 嘉弥真 新也 35
先発 サイスニード 32 先中 高梨 裕稔 33 中継 山本 大貴 29
先発 高橋 奎二 27 先中 M. ヤフーレ 26 中継 大西 広樹 27
先中 小澤 怜史 26 先中 宮川 哲 29 中継 石山 泰稚 36
先中 吉村 貢司郎 26 先中 阪口 皓亮 25 中抑 星 知弥 30
先発 石川 雅規 44 中継 J. エスパーダ 27 中抑 木澤 尚文 26
先中 山野 太一 25 中継 長谷川 宙輝 26 中抑 清水 昇 28
先中 E. ロドリゲス 26 中継 今野 龍太 29 抑中 田口 麗斗 29

 

2024年 東京ヤクルトスワローズ 野手予想布陣

パターンA: 基本オーダー パターンB: 経験重視 パターンC: 若手重視

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

パターンA パターンB パターンC
打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢
1番 塩見 泰隆 31 1番 西川 遥輝 32 1番 赤羽 由紘 24
2番 J. オスナ 32 2番 山田 哲人 32 2番 内山 壮真 22
3番 山田 哲人 32 3番 塩見 泰隆 31 3番 D. サンタナ 32
4番 村上 宗隆 24 4番 村上 宗隆 24 4番 村上 宗隆 24
5番 D. サンタナ 32 5番 D. サンタナ 32 5番 山田 哲人 32
6番 青木 宣親 42 6番 中村 悠平 34 6番 J. オスナ 32
7番 中村 悠平 34 7番 J. オスナ 32 7番 古賀 優大 26
8番 長岡 秀樹 23 8番 長岡 秀樹 23 8番 北村 恵吾 24
9番 投手   9番 投手   9番 投手  
控え 中右 並木 秀尊 25 控え 中左 山崎 晃大朗 31 控え 左中 濱田 太貴 24
控え 左二 宮本 丈 29 控え 遊二 北村 拓己 29 控え 中右 丸山 和郁 25
控え 打一 川端 慎吾 37 控え 松本 直樹 31 控え 遊二 武岡 龍世 23

 

 

優勝へのポイント

昨年は3連覇を前にしたシーズンだったが、WBC明けの最年少三冠王・村上と山田を中心に本調子ではなく、更にリードオフマンの塩見が故障離脱してしまったのが大きく響き、3年ぶりの最下位争いに沈んでしまった。浮き沈みが激しいジェットコースター球団っぷりをまたも発揮してしまったが、選手の状態によってメリハリをつけられるのがスワローズの長所でもある。何より打線の破壊力は12球団随一。コロナ禍以降、他球団が外国人発掘に腐心する中で、オスナ・サンタナと長期的に活躍できるレギュラー外国人を保有しているのは相当なアドバンテージだ。今季はDeNA石田健大の争奪戦に顔を出したのみで、3Aの外国人投手2人と元SBのワンポイント・嘉弥真、元ハムの不動の1番・西川遥輝ら他球団で見切られた選手を獲得し、補強を完了。多少物足りなくも見えるが、屈指の打高球場である神宮を本拠地としている精神的余裕が、選手を変えてきた実績もある。長岡・内山ら期待の生え抜きも含め、新レギュラーの大ブレイクにも期待したい。閑話休題、打線だけでは上位は望めないのは首脳陣も分かっているところ。勝利にあえぐ中、再浮上のための布石は打ってきた。昨シーズン印象的だったのは、先発の登板間隔を広げて結果を出した連覇のシーズンとは対照的に、登板間隔を狭めた登板が目立ったこと。高橋奎二・小澤怜史の若いローテには良い経験になったと思われるので、小川・サイスニードと合わせた4枚を中心に優勝へ向けた別の形を作りたい。ロドリゲスやヤフーレ、高梨に吉村・山野、ルーキーの松本健吾、5年目の次代エース筆頭候補・奥川らが大きな離脱無く、負担が少なめな間のローテにハマり込めれば、Aクラスが望める。クローザーの田口がひとまず残留した救援陣がもうひとレベル上がれば、優勝圏内のチームに食らいつくことも夢ではない。通算250号も見据える村上率いる打線のバックアップを糧に、清水昇に木澤、星知弥ら勝ちパターンが成長を見せれば頂点に近づく。令和のプロ野球界は、高津ヤクルトがまた湧かせてみせる。

投のキーマン 山野 太一 選手 打のキーマン 山田 哲人 選手

 

中日ドラゴンズ

 

【2023⇒2024】中日ドラゴンズ 主な選手の動き

橙: 残留or出戻り 赤: 国内移籍 黄: 国外移籍 青: ドラフト指名選手含む国内マイナー組織との選手異動 緑: 育成契約orNPB傘下所属

STAY IN OUT
守備 選手 年齢 概要 守備 選手 年齢 前所属 守備 選手 年齢 所属先
H. メヒア 27 単年契約 ('24) 梅野 雄吾 25 ヤクルト 谷元 圭介 39 現役引退
M. フェリス 31 単年契約 ('24) 草加 勝 23 亜細亜大 鈴木 博志 27 オリックス
岡田 俊哉 33   福田 幸之介 19 履正社高 岡野 祐一郎 30 現役引退
近藤 廉 26   土生 翔太 23 茨城アストロプラネッツ 大野 奨太 37 現役引退
森山 暁生 19   加藤 竜馬 25 東邦ガス 福田 永将 36 現役引退
D. ビシエド 35 日本人枠に 中田 翔 35 巨人 堂上 直倫 36 現役引退
O. カリステ 32 単年契約 ('24) 中島 宏之 42 巨人 溝脇 隼人 30 現役引退
星野 真生 21   山本 泰寛 32 阪神 A. アキーノ 30  
福元 悠真 25   津田 啓史 22 三菱重工East Z. アルモンテ 35 モンテレイ (MEX)
  辻本 倫太郎 23 仙台大 伊藤 康祐 24  
  C. ロドリゲス 22 キューバリーグ  
  外内 A. ディカーソン 34 ロングアイランド (米独立)  
  上林 誠知 29 ソフトバンク  
  外内 板山 祐太郎 30 阪神  
  外内 C. モニエル 23 キューバリーグ  
     

 

2024年 中日ドラゴンズ 投手予想布陣

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

先発 先発・中継ぎ 中継ぎ・抑え
役割 選手 年齢 役割 選手 年齢 役割 選手 年齢
先発 柳 裕也 30 先中 福谷 浩司 33 中継 福 敬登 32
先発 髙橋 宏斗 22 先中 松葉 貴大 34 中継 齋藤 綱記 28
先発 小笠原 慎之介 27 先中 仲地 礼亜 23 中継 祖父江 大輔 37
先発 大野 雄大 36 中継 岩嵜 翔 35 中継 清水 達也 25
先中 涌井 秀章 38 中継 田島 慎二 35 中抑 藤嶋 健人 26
先中 H. メヒア 27 中継 梅野 雄吾 25 中抑 勝野 昌慶 27
先中 梅津 晃大 28 中継 M. フェリス 31 中抑 松山 晋也 24
先中 根尾 昂 24 中継 橋本 侑樹 26 抑中 R. マルティネス 28

 

2024年 中日ドラゴンズ 野手予想布陣

パターンA: 基本オーダー パターンB: 経験重視 パターンC: 若手重視

赤: ほぼ異常なし 青: 故障などの影響あり? 緑: 現時点で育成契約

パターンA パターンB パターンC
打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢 打順 守備 選手 年齢
1番 岡林 勇希 22 1番 岡林 勇希 22 1番 ブライト 健太 25
2番 O. カリステ 32 2番 三好 大倫 27 2番 岡林 勇希 22
3番 細川 成也 26 3番 D. ビシエド 35 3番 鵜飼 航丞 25
4番 中田 翔 35 4番 A. ディカーソン 34 4番 石川 昂弥 23
5番 石川 昂弥 23 5番 宇佐見 真吾 31 5番 細川 成也 26
6番 大島 洋平 39 6番 高橋 周平 30 6番 石橋 康太 24
7番 木下 拓哉 32 7番 山本 泰寛 32 7番 村松 開人 23
8番 福永 裕基 28 8番 龍空 21 8番 田中 幹也 23
9番 投手   9番 投手   9番 投手  
控え 打一 中島 宏之 42 控え 中右 上林 誠知 29 控え 遊二 辻本 倫太郎 23
控え 中左 加藤 翔平 33 控え 遊二 石垣 雅海 26 控え 遊二 C. ロドリゲス 22
控え 中右 後藤 駿太 31 控え 右左 川越 誠司 31 控え 中右 尾田 剛樹 24
※3/26 クリスチャン・ロドリゲス選手、尾田剛樹選手(育成3位)が支配下昇格

 

 

優勝へのポイント

昨年は阿部・アリエル・京田らレギュラー陣の他球団への放出に加え、大島・ビシエドというこれまでの打線の核が成績を大きく落としたのが響き、2年連続の最下位に終わった。半世紀ぶりに400得点に届かなかったチームとなってしまったが、就任時から数年先を見ていた立浪監督は、そんな瑣末なデータは歯牙にもかけない。今季はチームに足りない経験豊富なベテランを補うべく、巨人からスタメン待遇を求めていた中田翔と42歳となる中島宏之、新外国人として巧打の外野手・ディカーソンを獲得し、反撃への体制を整えてきた。彼らと現役ドラフトに救われた細川に、正捕手候補・宇佐見や再起を懸ける前ソフトバンク・上林ら他球団を知る選手が石川昂弥・ブライト・鵜飼らプロスペクトにとって良い先輩かつライバルとなってくれれば、ここ数年のやや強引に見えたトレードもようやく意味を成す。シーズン終盤に活躍を見せた来日2年目のカリステと、福永に村松、田中幹也に辻本ら若手陣が争う内野陣の成長にも要注目だ。勝利は伸びなかったが、柳が奮闘し、髙橋宏斗が順調な成長を見せた先発陣は今年も信頼できる。長期離脱した大野が復活すれば安心だが、ベテランのパフォーマンス低下を見越して次代のローテを育てることが必要な時期でもある。昨季片鱗を見せたメヒアに梅津、根尾ら一軍新戦力の起用法がポイントになるだろう。救援陣も絶対的守護神のR.マルティネスがいるとはいえ、パフォーマンス維持のための戦力の見極めが欠かせない。昨年は育成ルーキー松山を初年度から一軍起用したように、バイアスに囚われない選手の状態把握を日々続けることが大事だ。トミー・ジョン手術からの復活を目指す又吉の人的補償・岩嵜の動向にも注目したい。新陳代謝の中で正当な競争がなされる環境が整えば、エースが勝利にあえぐようなことも無くなるだろう。8回目となる辰年初の快挙へ向けて、今年もドラゴンズがファンの目を決して離させない。

投のキーマン ウンベルト・メヒア 選手 打のキーマン ブライト 健太 選手

 

あとがき

以上、今年の12球団戦力分析でした。パ・リーグは上下の戦力が圧縮された感じなので、混戦になるかもしれませんね。セ・リーグはブレが少ない岡田阪神が強そうですが、どうでしょう?

 

投打の左右など間違いがあるかもしれませんが、脳内補完しといてください。打順なんかは半分私の好みになっているので、自分の好きなパターンを妄想してみるのも楽しいかもしれません。自分のやりたいことに語彙力・文章力が追いついていなくて、おかしな文章になってるかもしれませんが、悪しからず・・・。

 

今年は甲子園100周年という野球界にとって節目の年ですね。100年以上の間、ずっと熱狂的なファンがいて発展を続けている野球というスポーツは、日本にとって非常に特別な、特殊な競技だなと感じます。そうじゃないと、大谷翔平みたいな超人は出てこないですよね。今季から実質的に二軍が拡張され、エクスパンションの準備も考え始めたのかな?と思っていますが、どうなっても熱いファンのいる面白いスポーツであってほしいです。実際に外に出向く野球観戦は、データに代えられない、健康にも良い将来性がまだまだある娯楽だと思うので、エスコンフィールドのような新時代のボールパークが次々と誕生するのも楽しみにしておきます。

 

簡単な予想はしましたが、今年も予想を大きく裏切るプロ野球シーズンを期待しています。それでは!